スケキヨさん。

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最近どうにも気になって仕方ない。


ふと、そう思ったが最後で…
気になって仕方ない。



今に始まったことではない。
前々から気になってはいた。
ウレタン製とか、水着みたいな感じの生地で出来たマスクをしているヒトが…。


初級は…鼻だ。
顔にフィットするのだろうか?
鼻の下でくぼむマスク。


話に集中できない。
気になって仕方ない。

見方によっては、そのくぼみが…口に見えたりもする。

縮尺がおかしくなってきて…ますます話に集中できない。


でも、こんな程度で、気が散ってては…
このマスクだらけの世の中を生きてはいけない。


中級レベルになると、鼻のくぼみでは済まなくなって…口の形が浮き出ている…。

初めて見た時のあの衝撃は忘れられない。


もう目が離せない。
アタマから離れない。
なんだっけこれ…
なんだっけ…


あー。

スケキヨさんだ…。


かの有名な…犬神家のスケキヨさんだ。
湖での逆立ち姿を知らないヒトはいないだろう…。


カチッとはまってしまったが最後…
もう後戻りはできない…。


そうなのだ。
その浮き出た感じか…スケキヨさんに見えて仕方ないのだ。

以来、定期的にスケキヨさんに遭遇する日々。

素材や色によってマイルドになるものの…
スケキヨさんにはかわりない。
色とりどりのスケキヨさんなのだ。


白はキツイ。

白いスケキヨさんは…
うっかりすると…うっすら本体が透けて見えるシースルータイプもいたりする。

あたしは…
スケキヨシースルーと会話をすることはできないだろう…。

出来たとしても…話の内容は一切残らないだろう…。


笑いたい。
そして、言いたい。


スケキヨさんになってますよ。
せめて、濃い色のでお願いします。と。


青いスケキヨさんにも言いたい。

アバターになってますよ。
紺色のが良いんじゃないでしょうか?と。


ジミに怖かったのは…
スケキヨランナーに遭遇した時だ。

夕暮れ時だったからか…街灯に照らされては消える口を開けたスケキヨランナーに、そこはかとない恐ろしさを感じた…。

走る時位マスクをしなくても良いんじゃないか?
そう思ったものだ。


上級になると、もうあたしは…
あたし自身に打つ手が無くなる。


集団だ。

スケキヨ集団。


学校指定なのだろうか?
スケキヨ学生の集団。
スケキヨさん同士がそれはそれは楽しそうに話をしている。
あんなに、楽しそうなスケキヨさんは…
本家ではお目にかかれない…。
全面スケキヨじゃなくて、下半分スケキヨだからだろうか?


スケキヨ部だろうか?
大きな荷物を持ったスケキヨ学生たち…
今日の試合はどうだったんだい?
こちらも、みんな楽しそうにしている。
下半分スケキヨなのに…。


スケキヨファミリーのパターンもある。

もう勘弁してほしい。


スーパーのアイスクリーム売り場。
ふくよかなスケキヨファミリーが揉めている。真剣に揉めている。


マルチパックはイヤだと言うスケキヨ息子。
イチゴ味がイイと言い張るスケキヨ娘。
早く決めてよ~。と言うスケキヨ母。
モナカにしよう!と言うスケキヨ父…。


とうとうスケキヨ母が動いた。
巨大なホームタイプのバニラをかごに放り込み…

もう、これで決まり!

一言放った途端…
スケキヨファミリーは静かなる大移動を始めた…。


もう。あたしの理解を越えている。
お互いお互いの顔を見ているのだ。

ナゼ?そのスケキヨ感に気付かないのだろう?
それらの素材で出来たマスク愛用者の間では当然の事なのだろうか?
むしろ、スケキヨにならない方がダメなのだろうか?

スケキヨになってナンボのステータスでもあるのだろうか?


謎は尽きない…。



あたしが…その手のマスクを使う日はこないだろう…。

スケキヨさんになる勇気と自信がナイ。